[1999.08.21]
  フリーフリーフリー


 ▼MacWIRE Express無料化のお知らせ(MacWIRE Express)
  http://www.softbank.co.jp/macwire/


 タダという言葉ほど,ワイヤードで人を引きつけるものはない。そしてその陰で,十分なブランドと広告収入が得られれば,ユーザーがお金を払うべきものは無くなる。リアルワールドでの金銭に関する思考が歪んでいき,人々は複雑な苦しみにさいなまれる,という予想は,どうかな?

 ソフトバンク社の提供するマック関連のメールマガジン「MacWIRE Express」が9月1日から無料になる。現在の購読料は,半年4,800円,年間9,600円。無料化を報告するメールでは,記事公開までの時間の短縮,増大するコンテンツをタイミングよく掲載する,さまざまな情報提供スタイルに対するニーズに応える,などの課題をあげ,ウェブ上のMacWIRE Onlineをメインコンテンツに移行する意志がみえる。

 私も創刊当時から購読していたMacWIRE,無料化の動くはちょっと驚いた。購読者数が減っていたのかはわからないが,海外でのエキスポなどでも,きちんと取材をし,できる限り早く詳細な情報を提供しようという意図は感じられていた。プッシュという技術はあっさりとすたれたが,たまに送られてくる速報の号外は役に立つことが多かった。もともと,紙媒体雑誌の編集部がそのままメールマガジンに移行したような感じなので,その意味での読みやすさもあったのだろう。取材にしても,記事作りにしても,特集にしても,紙雑誌的に色を濃く残していたしネ。

 折しもZDNet Newsでコラムニストのジョセ・バーストが「業界の大物が何でも「無料で」差し出す理由」を書いている。ネット上では,広告などの手段で稼いでユーザーには無料で製品などを提供される。ニュースとてその限りではない。しかしそんなに簡単に事が運ばない新聞や雑誌などの既存メディアは,このワイヤードの流れと相反して生きていかなくてはいけない。もうちょっとワイヤードが日常に入り込んだとき,そこに大きな戦争が巻き起こるかもしれないな。


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